■基本的な使い方
  ■お手入れ、保管方法



当工房でカメラ修理をした魅力的な昭和のカメラ

オリンパスペンF


先日、テレビで「わが母の記」という映画を観ました。
原作は井上靖でご自身の自伝的小説で、主人公の小説家を役所広司、母親役を樹木希林が演じています。
なかなか、見応えのある映画でした。
加えて、ヒゲじいとしては興味深かったのは、主人公の末娘を演じる宮崎あおいが、
『オリンパスペンF』(FTかも知れません)で写真を撮影するシーンがあったことです。
時代は昭和40年ころですので、その時代に合わせたものだと思います。
たぶん、この時代にオリンパスペンFを使っていた若い女性は多くはなかったと思います。
なんだか、かっこ良く見え、カメラ修理にも熱が入りました。

「オリンパスペンF」昭和38年(1963年)、前回の東京オリンピック前年に発売された
ハーフサイズのレンズ交換可能な一眼レフです。

昭和41年(1966年)には、CdSによるTTL(撮影レンズを通して測光する方式)露出計を内蔵し、
セルフタイマーが装備されながら、外観はそっくりの「ペンFT」が発売されました。
なにより、「ペンF」では2回巻き上げだったのを1回巻き上げになったのが興味深いところです。

それにしても、カメラ修理人の心をかきたてるカメラです。

  

花文字と呼ばれるフォントがペンFの特徴です                ロータリーシャッターもユニークな機構です